2020年7月9日21時からの公式発表以来、デジタル一眼カメラの注目を集めているカメラ「Canon EOSR5」を深掘りしてみます。
目次
画素数
有効4500万画素。数字上、デジタル一眼レフカメラでCanon EFマウントの「5DsR」の5000万画素よりも少ない画素数ですが、最新の技術により、「5DsR」よりも高画質を実現。
センサー
新開発のフルサイズCMOSセンサーを搭載。
画像処理エンジン
DIGIC X(フラグシップ機1DXMarkIIIと同じ)1DXMark IIIは80万円を超える機種。
手ブレ補正
ボディ内5軸手ぶれ補正機構を搭載(補正効果は5段分相当、すべてのRFレンズとEFレンズに対応)。
レンズ内ISとの協調制御で最大8段分相当の補正効果に向上(レンズ内手ぶれ補正機構を備えた一部のRFレンズが対応)。
ISO感度
最大ISO51200、拡張時ISO102400。高画素機としてはかなりの高感度対応。
連写性能
最大20コマ/秒(電子シャッター時)、12コマ/秒(メカシャッター時)。最大1/8000秒の高速シャッターに対応。メカシャッター12コマ/秒は、フラグシップ機1DXMark IIIの16コマ/秒に次ぐ連写性能。
オートフォーカス(AF)性能
EOSRのオートフォーカス(AF)性能も優れていますが、その進化版のデュアルピクセルCMOS AF II対応。ディープラーニング技術を用い、顔が検出できない被写体や後ろ姿でも人物を追従できる。オートフォーカスの動物検出は犬、猫、鳥の全身、顔、瞳に対応(人物AFとの切り替えで対応)。
動画性能
クロップなしの8K動画撮影。実際に8K動画を撮る方は少ないと思いますが、8K動画に対応できるということが、4K動画には余裕を持って対応できることを意味します。
WiFi機能
「image.canon」というオンラインストレージサービスを念頭に置いた高速通信規格に対応しているIEEE802.11ac(5GHz)を搭載。
カードスロット
CFexpressとSD UHS-IIのデュアルカードスロット。プログレードの「CFexpress Type B COBALT 325GBカード」の利用で、EOSR5の力を最大限に引き出しそうです。
EVF(電子ビューファインダー)
576万ドットに精細化、表示フレームレートは従来の2倍の119.88fps。早く実機に触って、ファインダーのキレイさを体験してみたいです。
重量
約738g(メモリーカード、バッテリー含む)。8Kの動画撮影機能を搭載した機種としては、重量をかなり抑えてきた印象。
ボディ剛性
ボディ、外装ともにマグネシウム合金を採用しているので、剛性に優れています。
参考価格
460,000円(税別)なので、値段だけを聞くと高いと感じますが、スペックを深掘りしてみると、「神コスパ機種」になるのではないかという予感さえします。
発売時期
2020年7月下旬。あと2週間程での発売となります。初期ロットはかなり少ないことが予想されますので、最初は争奪戦となりそうです。